プリセットステータス

STAT:PRES

ステータスデータを構成して、特定のイベントがステータスレポーティングメカニズムによって高レベルでレポートされるようにします。これらのイベントは、必須の構造体のOPERationステータスレジスタとQUEStionableステータスレジスタに要約されます。

STAT:PRESは、ENABleレジスタと、ステータスデータ構造体のトランジションフィルタレジスタだけに影響を与えます。

STAT:PRESは、どのイベントレジスタも、またエラー/イベントキューからのどの項目もクリアしません。

すべてのイベントレジスタと、装置ステータスレポーティングメカニズム内のキューをリセットするには、*CLSを使用します。

SCPI必須のステータスデータについては、STAT:PRESはポジティブトランジションだけを認識するようにトランジションフィルタレジスタを設定し、ENABleレジスタをすべて0に設定します。サービスリクエストイネーブルレジスタ、パラレルポールイネーブルレジスタ、出力キュー、およびパワーオンステータスクリアフラグの設定は、このコマンドの影響を受けません。

 

表8  ユーザ設定可能なレジスタのプリセット値

レジスタ フィルタ/イネーブル プリセット値
SCPI必須ステータスレジスタ
QUEStionable
OPERation
イネーブルレジスタ すべて0
ポジティブトランジションフィルタ すべて1
ネガティブトランジションフィルタ すべて0

 

コマンド 

STATus:PRESet