インターフェースのセットアップ
リモートコントロールのインターフェースはRS232Cです。
RS232C接続
本製品とコンピュータのPOWERスイッチをオフにします。
RS232Cケーブルを使用して、本製品とパソコンを接続します。接続に必要なRS232Cケーブルは付属されていません。
KFM2150と組み合わせてインピーダンス測定システムとして使用する場合には、KFM2150とKFM2151を、それぞれパソコンと接続します。KFM2150 とパソコンとの接続には、USBまたはGPIBの使用をお勧めします。RS232Cを使用する場合には、RS232Cポートが2つあるパソコンを使用する必要があります。
RS232Cケーブル
RS232Cケーブルは、D-sub9ピン、メス−メス、ATタイプのクロスケーブルを使用してください。 図1にコネクタのピン配置を示します。
本製品はハードウェアハンドシェイクを使用しません(クロスケーブルの例2)。
図1 9ピンATタイプコネクタ
プロトコル
RS232Cのプロトコルは、 表1のようになっています。
下線は工場出荷時の状態です。設定はCONFIG設定で変更します。
表1 RS232Cプロトコル
項目 | 設定値 |
コネクタ | 後面9ピン D-sub端子 |
Baudrate:ボーレート | 2 400 bps/ 4 800 bps/ 9 600 bps/ 19 200 bps |
Data:データ長 | 7ビットまたは8ビット |
Stop:ストップビット | 1ビットまたは2ビット |
Parity:パリティ | なし(固定) |
Ack:アクノリッジ | ON/ OFF |
RS232Cでの送受信
RS232Cでの送受信は、X-Flow制御またはアクノリッジ機能によって制御してください。
一方的な送信では、正しく送受信できないことがあります。
X-Flow制御
Xon/Xoffを行うことによって、本製品の送受信を制御できます。制御コードとして、DC(デバイスコントロール)コードを使用します。
表2 DCコード
コード | 機 能 | ASCIIコード |
DC1 | 送信要求 | 11H |
DC3 | 送信停止要求 | 13H |
図2 RS232Cターミナルと本製品の送信制御
アクノリッジメッセージ
アクノリッジメッセージは、本製品からコントローラへ送る情報です。プログラムメッセージの処理が完了したことを知らせます。
アクノリッジメッセージは、ヘッダだけで構成されるASCIIコードの文字列で、次の2種類があります。
•OK: 正常終了
•ERROR: シンタックスエラーやクエリエラーなどの異常発生
アクノリッジメッセージを使用するには、CONFIG設定でAcknowledgeをOnに指定してください。
コントローラ側ではRS232Cの設定を全二重通信に設定する必要があります。