プリセットステータス

STAT:PRES

ステータスデータを構成して、特定のイベントがステータスレポーティングメカニズムによって高レベルでレポートされるようにします。これらのイベントは、必須の構造体のOPERationステータスレジスタとQUEStionableステータスレジスタに要約されます。

STAT:PRESは、ENABleレジスタと、ステータスデータ構造体のトランジションフィルタレジスタだけに影響を与えます。

STAT:PRESは、どのイベントレジスタも、またエラー/イベントキューからのどの項目もクリアしません。

すべてのイベントレジスタと、装置ステータスレポーティングメカニズム内のキューをリセットするには、*CLSを使用します。

SCPI必須のステータスデータについては、STAT:PRESはポジティブトランジションだけを認識するようにトランジションフィルタレジスタを設定し、ENABleレジスタをすべて0に設定します。サービスリクエストイネーブルレジスタ、パラレルポールイネーブルレジスタ、*SAVコマンドと関連のあるメモリレジスタ、本製品のアドレス、出力キュー、およびパワーオンステータスクリアフラグの設定は、このコマンドの影響を受けません。

装置依存型ステータスデータ構造体については、STAT:PRESはENABleレジスタをすべて1に設定し、ポジティブトランジションだけをレポートするようにトランジションフィルタレジスタを設定します。

 

表13  ユーザ設定可能なレジスタのプリセット値

レジスタ フィルタ/イネーブル プリセット値
SCPI必須ステータスレジスタ
QUEStionable
OPERation
イネーブルレジスタ すべて0
ポジティブトランジションフィルタ すべて1
ネガティブトランジションフィルタ すべて0
装置依存型ステータスレジスタ
OPERation:MEASuring
OPERation:TRIGger
OPERation:PROTecting
イネーブルレジスタ すべて1
ポジティブトランジションフィルタ すべて1
ネガティブトランジションフィルタ すべて0

 

コマンド 

STATus:PRESet